神?

夜叉というのはインド神話や仏教などに登場する神の一種で見た目は間違いなく誰が何と言おうと悪さをする神だと思うだろう。

しかし実のところこの夜叉というのはインド神話においては暴力的であり非常に残虐な性格をしており悪いものだとされていたものの、仏教に帰依してからは宝物などを守って人々に対して恩恵を与えるという守護神のように扱われるようになった。

どこに言い伝えられたのかによって全く正反対になるというのは面白い。
どれだけ人々を守る人に恩恵を与える守護神だとしても、このようなビジュアルでは誰も嬉しい気持ちにはならないだろう。

もしも交通事故を起こす寸前にこの夜叉が現れて、交通事故を防いでくれたとしよう。
一瞬ほっとするだろうが夜叉の顔を見た瞬間に驚きのあまりハンドルを切ってしまい結局交通事故を起こしてしまうのではないかと思う。
守護神と言うからにはもう少し優しくて可愛らしい見た目であるべきだと心から思う。