会社を経営している友人から相談があった。
太陽光発電システムを売っているのだが、外回りの営業マンのサボりに困っているらしい。
確信犯と思しき人間が一人いて、毎日朝から晩まで営業しているはずなのに、全く売れない。
ICOCAの交通機関利用記録と日報を照合してサボりを監視しているそうだが、そこには矛盾はない。
しかし、営業部員のほとんどが彼のサボりを確信していて士気がダダ下がりということだ。
社長も十中八九サボりだと確信しているが、証拠がないので手が打てない。
どうしたらいいだろう?というのだ。
「探偵を雇って行動調査をかけたらすぐわかるじゃないか」と私は答えた。
つまり尾行して隠し撮りするのだ。
浮気調査の場合と違って相手は警戒していないはずだから、調査は簡単に済むはずだ。
例えば、有名大手の原一探偵事務所なんかがこの種の調査を引き受けてくれるそうだ。
探偵社に頼めばそこそこの費用がかかるが、そいつが空費する給料や交通費をなくせるなら安いものだ。
それ以上に腐ったリンゴを社内においておくことで、他のリンゴも全部腐ってしまうのが怖い。
こんな営業マンをいつまでも飼い続ければ、まじめな営業マンがやる気をなくしてしまう。
友人は納得して帰っていったが、すぐに行動を起こせるだろうか?